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  ミネラル

 地球上には約100種類の元素があり、人のカラダの大部分は炭素・窒素・水素・酸素の4元素(有機質の構成要素)で構成されていますが、その4元素以外の全ての生体元素を総称してミネラル(無機質)と呼んでいます。

生命を維持するためには、多種類の無機物も必要になります。

その無機物のことをミネラルといい、よく知られているものとして、骨や歯の構成物質であるカルシウムマグネシウムがあります。

他には、不足すると貧血症状を引き起こす鉄分も私達に身近で代表的なミネラルです。

私達の体の中にあるそれぞれのミネラル量はわずかです。

しかしどれも生体内で非常に重要な役割を果たしています。

イオンバランスを取る、酵素が働くのを助ける、内臓や筋肉などを動かすために必要な働きです。

多量元素の中からカルシウム・リン。
少量元素の中からカリウム・ナトリウム。
微量元素の中から鉄の計五種類の特徴は以下のとおりです

カルシウム 骨や歯を形成・維持します。
カルシウムは人体に必要不可欠なミネラルの一つです。
その99%は骨や歯などの硬性組織に存在します。
残りの1%は血液や筋肉などに存在してさまざまな働きをしています。
血液や筋肉のカルシウムが不足すると、骨や歯に貯蔵されたカルシウムから補給されます。
また、血液中のカルシウムが不足すると、骨中のカルシウムが血液や筋肉に溶け出します。
お肌の健康を維持し、関節炎や骨粗鬆症の予防に有用です。
筋肉の収縮を調整したり、神経の興奮や緊張を緩和する働きもあります。
また、血液の凝固にも関係し、ビタミンやミネラルの代謝を援助します。
摂取過剰になると、ビタミンDの影響でカルシウムの過剰吸収の為に腎不全や肺繊維症を起こす事があります。
鉄 酸化酵素形成。
タンパク質や銅と共に赤血球のヘモグロビンを造ります。
病気やストレスの抵抗力を高め、筋肉収縮の代謝に働きます。
リン 体の中にあるミネラルの中で、カルシウムの次に多いミネラルです。
そしてカルシウムと共に骨や歯を造リます。
体にエネルギーを供給する源となります。
遺伝情報を司るDNA(核酸)を構成し、脳や神経、細胞膜の機能を維持します。
ナトリウム 人が必要とするナトリウムの多くは食塩という形で体内に取り込まれます。
体液、特に血液やリンパ液の重要成分で、体液と細胞の水分調整をしたり、バランスや
浸透圧のバランスに働きます。
カリウムと関係し、筋肉の弛緩や精神の安定に寄与します。
唾液・胆汁・消化液などに影響し、食欲を増進します。
カリウム カリウムはナトリウムと同じミネラルの一種で、生命活動を維持する上で重要な成分です。
カリウムは体内に、体重1kg当たり2gのカリウムがあり、食塩(塩化ナトリウム)などの摂取により、体内に増えすぎたナトリウムを体外に排出します。
カリウムは血圧を下げる作用をしています。
筋肉の収縮に関係する酵素の活性を調節して末梢血管を拡張して降圧させる作用もあります。
ナトリウムを多く摂取する場合は、カリウムを多く取るようにして下さい。



 ミネラルに関する著書

不足で起こる障害

カルシウム
骨や歯の発育不良・神経過敏・血液の凝固不良・骨粗鬆症
貧血・持久力低下・乳児期の発育遅れ
リン
骨が弱くなる・骨折の可能性増大
ナトリウム
筋肉のけいれん・精神的無気力・食欲減退
カリウム
筋力低下・腸閉塞症・麻痺


■摂り過ぎでの障害

カルシウム
特に心配なし
肝硬変
リン
カルシウムの吸収を妨げる
ナトリウム
高血圧
カリウム
高カリウム症(麻痺・痙攣・嘔吐)


■一日の必要量

カルシウム
600〜1,000mg
10〜12mg
(妊産婦)15〜20mg
リン
600〜1,000mg
ナトリウム
0.5〜5g(10g以下)
カリウム
2〜4g


■ミネラルを含む食品

カルシウム
牛乳・乳製品・煮干し・いわし・大豆
レバー・卵・牛肉・豚肉・海草
リン
肉・魚・卵・胚芽・落花生・大豆
ナトリウム
塩・みそ・しょうゆ・漬物・即席めん
カリウム
果物・大豆・野菜・穀物・海草・卵
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